長寿の国日本、65歳の平均余命は、約20年あります。その時間をどう過ごしたいですか?
元気でいられれば良いのですが、認知症や、病気になってしまったら、どうしてほしいですか?
そして、100%避けられない、誰もが迎える「死」、最後の時をどう迎えたいですか?
そんな、もしもの時に備えて、予め自分の意思や想い、伝えたいことをまとめておくノート。
それがエンディングノートです。
![[エンディングノートの主な項目]自分や家族に関すること:自分のこと、家族のこと、振り返り、家系図など/家族へのメッセージ:ありがとう、感謝の気持ち、伝えておきたいことなど/介護・医療に関すること:介護、告知、延命治療、尊厳死など/財産・遺言に関すること:預貯金、不動産、保険、遺言書、遺品など/葬儀・お墓に関すること:お葬式、戒名、お墓、供養など](image/endingnote/note_mainitems.gif)
今、書店にいけば、「エンディングノート」に関する書物がたくさんならんでいます。
また、インターネットや、公共機関などで無料で配布されているものもありますし、100ページ近いものから、10ページくらいの簡単なものまで様々です。
目次を見比べて、自分の書きたい、伝えたい内容が書けるノートを選ぶことをお勧めします。
エンディングノートは、特に決まりごともなく、自由に書くことが出来ます。
- ・筆記用具は、鉛筆でも、ボールペンでも、パソコンでも何でも大丈夫。
- ・書きやすい、書きたいところから、書きたいところだけ書けば良い。
- ・何度書きなおしても、何度書き足しても大丈夫。
ただし、遺言書とは違い、法的効力はないので注意が必要です。
財産の相続に関しては、遺言書も作成されることをお勧めします。
エンディングノートを書いたことを家族や友人など信頼できる人に伝え、共有しましょう。
そしてノートの保管場所をきめて緊急時に備えることが大切です。
今の想い、伝えたいことをかく。
気持ちが変わったら書きなおせばいい。
そんな気軽な気持ちで、早速書き始めてみませんか。
「死の準備」だけのためのノートではありません、
書いていくうちに新しい自分の発見や、
楽しみが見つかるかもしれません。